急性白血病
急性白血病総論
急性白血病は非常に細かく分類され、覚えることも非常に多い厄介な疾患です。覚えることが多い時ほど、病態生理から考えてみることが有益になります。急性白血病を順番に分解していこうと思います。
急性白血病①
急性白血病について、まずは共通する病態や症状について押さえておきましょう。造血幹細胞をはじめとする未熟な細胞に異常が生じ、あらゆる血球が影響を受ける可能性がある、ということが全ての前提になります。
急性白血病②
白血病の全般的な性質の次は、急性と慢性の違いです。急性白血病と慢性白血病の最も重要な相違点は症状の経過ではありません。白血球裂孔と呼ばれる急性白血病特有の現象について理解することが重要です。
急性白血病③
急性白血病は、骨髄性とリンパ性に大別されます。これは造血幹細胞がまず最初に、骨髄系の前駆細胞とリンパ系の前駆細胞へと枝分かれすることに対応しています。そしてリンパ性についてはここで記述してしまいます。
急性白血病④
急性骨髄性白血病は実に8つの病型に分類されます。まずは造血幹細胞の分化の流れとAMLの分類が対応していることを抑えることが大切です。加えてAMLの診断に用いられる染色法も重要になってきます。
急性白血病⑤
急性全骨髄性白血病(APL)は、AMLの中でも出題頻度が高い疾患です。長い名前でとっつきにくいかもしれませんが、覚えることはそれほど多くありません。ATRAだけは死んでも覚えて帰りましょう。