貧血
再生不良性貧血
再生不良性貧血は、貧血の一つではありますが実際には3血球全てが減少します。白血球の減少による易感染性なども症状としては重要なかもしれません。治療にはATGという聞き慣れない薬剤が登場します。
鉄欠乏性貧血
鉄欠乏性貧血は最も一般的な貧血といえるでしょう。鉄の不足によってヘモグロビンを十分に合成できなくなる疾患です。病態自体は単純なので、鉄代謝や原因疾患まで踏み込んで問われることが多くなると思います。
巨赤芽球性貧血
巨赤芽球性貧血は赤血球が大きくなる大球性貧血と葉酸やビタミンB12といった栄養不足によって生じるという2つの特徴が十雨ようです。消化器の疾患に由来することがほとんどなので、原因疾患も併せて覚えるべきでしょう。
余談:sideroblastic anemia(鉄芽球性貧血)のsideroってなに?
鉄芽球性貧血は英語でSideroblastic Anemiaと言います。blastは芽球という意味ですがsideroはどういう意味なのでしょうか。気になったので調べてみました。
鉄芽球性貧血
鉄芽球性貧血とは鉄の相対的な不足によりヘモグロビンを作れなくなる疾患です。相対的というのが重要な点で、鉄欠乏性貧血とは違い、貯蔵鉄の量はむしろ増加します。治療薬としてビタミンB6が使用されることも覚えましょう。