急性心筋梗塞の合併症
- 急性期
- 不整脈
- 別項参照
- 心不全
- 心原性ショック
- 不整脈
- 急性期〜2 週間頃まで
- 心室中隔穿孔
- 乳頭筋壊死
- 心破裂
- 全て緊急手術の適応がある
- 別項参照の
- 心室瘤
- 遠隔期の合併症
- ST 上昇が遷延している場合に疑う
- 心室壁が菲薄化して瘤状に突出した部分のことを指す
- X 線でみるとわかりやすい
- 心筋梗塞に合併するものがほとんど
- 心室中隔穿孔、乳頭筋壊死、心破裂などとは違い、待機的手術でよい
- 問題点
- 左心不全
- ひろがりにくくなる?
- 抹消塞栓
- 中で血栓ができるらしい
- 心室期外収縮、心室頻拍
- 左心不全
不整脈
- 心室頻拍や心室細動などの致死的な心室性不整脈を生じることが少なくない
- 多くは心室期外収縮から引き続いて生じる
- リドカインを投与して対処する
- 房室ブロックもありうる
- 特に下壁梗塞に多い
- アトロピン
~2 週間
- どれも緊急手術の適応がある
- 心室中隔穿孔
- 壊死が心室中隔に及んだ場合
- 新たな心雑音がみられる
- 左室 → 右室シャントによる
- 乳頭筋壊死
- 壊死が乳頭筋に及んだ場合
- 僧帽弁が閉じなくなる
- 僧帽弁逆流による心雑音が聴取される
- 心破裂
- 心筋の電気的活動は残存する
- 心電図上の QRS 波形はみられる
- 実際には心臓から血液は駆出されない
- 緊急開心術にて破裂部の閉鎖を行う
- 心筋の電気的活動は残存する