急性肝炎

急性肝炎は全身倦怠感、胃部不快感、発熱、関節、筋肉痛などのインフルエンザ様の症状がしばしば見られる。また、A型肝炎ではB型、C型肝炎に比べ、発熱がしばしば目立つのが特徴である。

注意点:肝炎ウィルスが疑われるような急性肝炎をみたら、薬剤性肝障害も必ず鑑別に入れる。ウィルスのことばっかり考えていてはいけない

A型肝炎

腎障害

A型肝炎は肝炎ウィルスの中でも早期に急性腎不全を合併する。

B型肝炎

DNAウィルス

唯一ののDNAウィルス。他の肝炎ウィルスはRNAウィルスであるというのが重要。

再活性化

肝炎ウィルスの中でもHBVは再活性化に気をつけなければならない。誘引としては、抗がん剤や免疫抑制剤がある。悪性収容や自己免疫疾患を治そうとして再発するのはなかなか厄介...

再活性化をきたした肝炎はde novo肝炎と呼ばれる。極めて予後不良な疾患である。

C型肝炎

インターフェロン療法におけるウィルス側因子

低ウィルス量genotype 2型だと効きやすい。肝硬変になっているようなケースにはあまり効かない。

ややこしい名前

ラミブジンはB型肝炎に有効、リバビリンはC型肝炎に有効。

E型肝炎+妊婦

10%劇症化する。チョー危ない。

EBV特異抗体

EBVには3つの抗体が知られている。

  1. Virus Capsid Antigen => VCA
  2. Early Antigen => EA
  3. EBV Nuclear Antigen => EBNA